メガネの話

メガネが似合う人間になりたい。

 

僕は眼鏡をすると、とても幼くなる。賢者の石のハリーくらい。

ハリーは良い。かわいいから。

でも僕が幼くなるとどうなるか。ワクワクさんみたいになる(ワクワクさんに失礼)。

 

もっとこうなんか、雑誌に載っているモデルさんのように渋くなりたい。味を出したい。

そう、味を出したいのだ。

服装はシンプルだけど、眼鏡をかけることで一気にファッション上級者に名乗り出たいのだ。

 

なのに上手くいかない。

ひげを生やせばメガネが似合うだろうかと考えたが、そもそも僕はひげが似合わないことを思い出す。

メガネの形が合わないのかと思って3種類くらい試したが、せいぜいアラレちゃんだ(アラレちゃんに失礼)。

 

なぜなのだろうか。

 

広辞苑で眼鏡を調べる。

め-がね【眼鏡】

①視力を調整し、または光線が強く入るのを防ぐため目にかける器具。

②物を見て、その善悪・可否を考え定めること。

 

なるほど、分かった気がする。

僕にはまだ早すぎたのだ。

物を見る目がまだ十分に養われていない。

メガネをつけるには人生経験が足りなさ過ぎたのだ。

 

色んな経験をして、喜びや苦労を体に蓄積して。

やっとメガネが似合うのかもしれない。

少なくとも僕の場合は。

 

何だ、じゃあ今は焦る必要はない。

これからの僕が何とかしてくれる。

メガネが似合う人間になってくれるだろう。

 

腑に落ちた途端に、今後の人生が楽しみになってきた。

ワクワクさんはメガネがとても似合っている。

今週の買い物リスト

〇紅しょうが(一発目に書くものではない)

クレヨンしんちゃんグミ(付属のラバーストラップ狙い)

〇豚肩ロース肉(大容量800g)

〇ピザパン(朝ごはん用)

〇マーカー(3色くらい欲しい)

〇ひやむぎ(そうめんじゃなくひやむぎ、絶対)

〇納豆(一番安いやつ)

〇カミソリ(すぐ錆びる。絶対使い方悪い)

〇レタス(サラダ用)

〇冷凍油そば(マイブーム)

〇ストロー(前買ったやつ短すぎて沈む)

〇コーヒー(無いと死ぬ)

〇牛乳(高すぎ)

〇お茶漬けの素(ながたにえん)

 

生活って大変。

字幕と音声

僕の家のテレビは、字幕を出すのが難しい。

 

リモコンのメニューボタンが複雑で、毎回どのボタンでどのコマンドを選べばよいか分からなくなり、2分ほど格闘する始末。

祖母にスマホの使い方を偉そうにレクチャーしている僕のプライドはズタズタだ。

 

ロードショーなどで洋画を見る際にはよく利用している字幕機能。

英語のまま理解するのが一番作品を楽しめるのだろうが、他国の作品を日本語で楽しめる字幕機能は素晴らしい。

ただの翻訳ではなく、発言者のニュアンスやシーンに合った意訳が施されており、より作品に没頭することができる。最高の機能だ。

 

 

何で突然字幕機能をべた褒めしているのか。

僕の発言にも字幕機能が欲しいからだ。

 

 

「筋トレって何が楽しいの?」

 

世のトレーニー全員を敵に回すような発言。

単純に好奇心で筋トレの良さを知りたかったのに、日本語が下手すぎる。

この時の意訳はきっと

「僕筋トレ始めようと思ってるんだよね!」

「筋トレかっこいいなー!」

ここらへんだろう。

 

僕の失言が発せられようとする瞬間に、僕のポケットから飛び出した耳栓が聞き手の耳を塞ぐ。そして世界中の翻訳家さんに信号が飛び、最適な意訳電波を人工衛星経由で聞き手の視覚に届けてほしい。

 

それが無理なら、僕に会話術を教えてほしい。誰か、お願い。

 

 

 

 

M

マクドナルドでキーボードを打っている。

 

ブログは3年ほど前に一度やっていたことがあるが、飽き性の僕は半年程度でブログを書く習慣さえ綺麗さっぱり忘れた。

このブログもどれほど続くか分からないが、近年稀にみる執筆欲求を満たすために始めてみた。

 

ところで、1発目のタイトルはローマ字の「M」

意味深でちょっとかっこいいだろう。 

意味は特にない。マクドナルドの頭文字だ。

よく小説で最初の一文字だけが大きくなっていたりする。それを真似た。

気分はいっぱしの小説家だ。

 

さて、僕が今いるMだが、最近週4くらいで通っている。

一応資格勉強という目的と、満ち満ちたやる気を両手に抱え家を飛び出すのだが、Mに着き席に座ると両手に何もないことに気づく。

どうやら重すぎたのだ。僕にとって「目的」や「やる気」は持ち歩けるほど軽くは無かった。

 

Mでの僕はまあひどくて

モバイルオーダーで注文し、2階席まで店員さんにコーヒーを持ってきてもらうという調子に乗った貴族的振る舞いをしている。

そのくせ、ろくに資格勉強はしない。10分に1度は虚空を見つめている。

何しに来たんだ!強いツッコミを入れたくなる。

 

帰りの時間になる。後片付けをしてMを出る。

帰りは大体夕方だ。この時期の夕方は西の空が綺麗で、ぼーっと眺めながら「今日も充実したな」と世紀の大嘘を吐く。

👼「空が綺麗なんだ。それを見ただけで価値ある一日じゃないか。」

👿「確かにその通りだ。」

僕の中の天使と悪魔が意気投合する。イエスマン過ぎる悪魔にはもうちょっと頑張ってほしいが、これくらいの方が僕の性分に合っているのかもしれない。

 

どうしよう。これだけでかなり執筆欲が満たされてしまった。早すぎだろ。

さて、勉強するか。